【2024年最新】信用組合をランキングでまとめてみた 預金残高、貸出金残高、預貸率、自己資本比率、不良債権比率のランキング

経営と金融
スポンサーリンク

地方銀行版はコチラへ!↓

【2024年最新版】地方銀行をランキングでまとめてみた 預金残高、貸出金残高、預貸率、自己資本比率、不良債権比率のランキング
銀行の健全性についてもっと知りたい方はコチラへ!↓預金残高・貸出金残高・預貸率ランキング最新の金融庁の公表データをもとに、地方銀行100行をランキングしてみました。昨年に引き続き、一番小さな銀行は佐賀共栄銀行で2,355億円でした。最も大き...

信用金庫版はコチラへ!!↓

【2024年最新】信用金庫をランキングでまとめてみた 預金残高、貸出金残高、預貸率、自己資本比率、不良債権比率のランキング
地方銀行版はコチラへ!↓銀行の健全性についてもっと知りたい方はコチラへ!↓預金残高・貸出金残高・預貸率ランキング最新の金融庁の公表データをもとに、全国の信用金庫254金庫をランキングしてみました。一番小さな信金は日田信用金庫で448億円でし...

銀行の健全性についてもっと知りたい方はコチラへ!!!↓

【2024年最新版】銀行の健全性をまとめてみた 金融機関の安全性はどこを見ればいいの?
こんにちは、くろたろうです。第二回の今日は銀行の健全性についてまとめてみます。銀行シリーズ第一回:あなたの銀行大丈夫? 先行き不透明な今、預金保険制度を確認しよう(ペイオフ解禁)第二回:銀行の健全性をまとめてみた 金融機関の安全性はどこを見...

預金残高・貸出金残高・預貸率ランキング

最新の金融庁の公表データをもとに、全国の信用組合145組合をランキングしてみました。

銀行、信用金庫、信用組合の違いについて知りたい人は↓

都銀、地銀、信金は何が違うの? 金融機関の種類と存在意義
こんにちは、くろたろうです。第三回の今日は銀行の種類や役割についてまとめてみます。銀行シリーズ第一回:あなたの取引銀行大丈夫? 経済が好調な今だからリスクを考える第二回:銀行の健全性をまとめてみた 金融機関の安全性はどこを見ればいいの?第三...

 

一番小さな信組は呉市職員信用組合で預金規模43億円でした。最も大きな近畿産業信用組合が1兆4,326億円なので、1.4兆円以上の開きがあります。預金量が地方銀行100行中70位の東京スター銀行で1兆6,242億円なので、規模上位の信組は地方銀行の下位~中堅下位の規模です。

信用組合は預金規模1000億円未満が84組合、1兆円超が2組合のみとなっています。

地方銀行の最小規模の佐賀共栄銀行は預金規模2,355億円ですが、この規模以下の信用組合は120組合(全体の82%)あります。同様の規模の信用金庫は254金庫中89金庫(全体の35%)でしたので、信用組合は信用金庫よりもさらに小さな規模であることがわかります。

一方、預貸率は預金を貸出に回している割合で、積極的に融資をしているかの指標です。預金規模では132位の大阪貯蓄信用組合が預貸率では2位であり、預金規模3位の長野県信用組合が預貸率では115位であるため、地方銀行や信用金庫と同様、規模と融資への姿勢はあまり関係ないようです。

信用組合は平均預貸率も50.87%と低いため、余ったお金を運用(国債や株式購入)に回す比率が高いです。運用の比率が高いとリーマンショックのような事態が起きると、大損失を計上するリスクが高くなります。

預貸率 高いほど良い ・預かった預金の内、融資に回している割合(総融資残高÷総預金残高×100(%))。
・預貸率が高いほど銀行の本業に力を入れている。
(=有価証券運用が少ないので、株式相場等の急落に伴う運用損失が少なくなる。)
・銀行だと70%程度、信金だと50%程度が平均です。
2023年3月期
都道府県 金融機関名 預金(億円) 順位 貸出金(億円) 順位 預貸率(%) 順位
大阪府 近畿産業信用組合 14,326 1 10,456 1 72.99% 19
茨城県 茨城県信用組合 13,004 2 5,425 3 41.72% 103
長野県 長野県信用組合 9,672 3 3,318 10 34.31% 115
広島県 広島市信用組合 8,416 4 7,799 2 92.66% 1
大阪府 大阪協栄信用組合 7,912 5 4,901 4 61.94% 48
東京都 大東京信用組合 6,508 6 3,386 9 52.02% 74
大阪府 大同信用組合 6,340 7 4,018 6 63.38% 46
神奈川県 横浜幸銀信用組合 6,181 8 4,658 5 75.35% 15
岡山県 笠岡信用組合 5,556 9 2,722 13 48.99% 82
東京都 警視庁職員信用組合 5,292 10 3,580 7 67.66% 32
大分県 大分県信用組合 5,019 11 2,770 11 55.18% 65
新潟県 新潟縣信用組合 4,318 12 1,840 20 42.61% 101
兵庫県 兵庫県信用組合 4,289 13 2,549 16 59.43% 55
東京都 あすか信用組合 4,020 14 3,394 8 84.43% 5
山梨県 山梨県民信用組合 4,003 15 2,053 19 51.28% 76
東京都 第一勧業信用組合 3,610 16 2,767 12 76.65% 13
広島県 広島県信用組合 3,560 17 2,573 15 72.26% 23
大阪府 成協信用組合 3,421 18 2,411 17 70.47% 27
福岡県 福岡県信用組合 3,356 19 2,620 14 78.07% 9
山梨県 都留信用組合 3,345 20 1,749 22 52.29% 73
岐阜県 飛騨信用組合 3,039 21 1,166 32 38.37% 109
群馬県 ぐんまみらい信用組合 2,928 22 1,636 23 55.89% 64
千葉県 銚子商工信用組合 2,829 23 1,231 29 43.51% 100
兵庫県 淡陽信用組合 2,663 24 1,127 33 42.33% 102
東京都 ハナ信用組合 2,630 25 2,088 18 79.41% 8
岐阜県 岐阜商工信用組合 2,602 26 1,809 21 69.52% 28
大阪府 のぞみ信用組合 2,340 27 1,432 25 61.19% 51
群馬県 群馬県信用組合 2,319 28 871 44 37.57% 111
北海道 北央信用組合 2,067 29 1,532 24 74.09% 18
福島県 いわき信用組合 2,036 30 1,203 30 59.11% 57
大阪府 ミレ信用組合 2,036 31 1,393 26 68.43% 31
岡山県 朝銀西信用組合 2,032 32 1,298 27 63.89% 43
東京都 中ノ郷信用組合 1,985 33 950 38 47.85% 88
福島県 福島県商工信用組合 1,865 34 1,239 28 66.41% 35
愛知県 愛知県中央信用組合 1,724 35 1,041 34 60.39% 52
新潟県 協栄信用組合 1,716 36 818 47 47.69% 90
東京都 共立信用組合 1,656 37 809 49 48.85% 83
青森県 青森県信用組合 1,647 38 958 37 58.18% 58
平均 145組合の平均 1,615 38-39 930 40-41 50.87% 79-80
愛知県 豊橋商工信用組合 1,612 39 837 45 51.89% 75
広島県 信用組合広島商銀 1,610 40 1,172 31 72.79% 20
東京都 青和信用組合 1,592 41 813 48 51.11% 77
千葉県 君津信用組合 1,499 42 902 41 60.20% 54
滋賀県 滋賀県信用組合 1,470 43 985 36 67.04% 33
広島県 両備信用組合 1,458 44 897 42 61.52% 49
神奈川県 神奈川県医師信用組合 1,437 45 687 53 47.77% 89
鹿児島県 鹿児島興業信用組合 1,417 46 931 40 65.69% 38
千葉県 房総信用組合 1,331 47 639 56 48.00% 86
埼玉県 埼玉信用組合 1,262 48 506 67 40.07% 107
群馬県 あかぎ信用組合 1,259 49 945 39 75.03% 17
東京都 七島信用組合 1,254 50 497 70 39.61% 108
香川県 香川県信用組合 1,241 51 823 46 66.34% 36
大阪府 大阪府警察信用組合 1,238 52 585 61 47.20% 94
岐阜県 イオ信用組合 1,190 53 1,011 35 84.97% 4
長崎県 長崎三菱信用組合 1,167 54 657 55 56.27% 63
愛知県 信用組合愛知商銀 1,146 55 881 43 76.85% 12
北海道 札幌中央信用組合 1,124 56 799 50 71.06% 26
熊本県 熊本県信用組合 1,103 57 713 52 64.61% 40
宮城県 石巻商工信用組合 1,101 58 589 60 53.55% 69
富山県 富山県信用組合 1,078 59 537 63 49.79% 80
新潟県 はばたき信用組合 1,075 60 659 54 61.31% 50
山形県 北郡信用組合 1,060 61 577 62 54.41% 67
福島県 会津商工信用組合 989 62 503 69 50.88% 78
福井県 福泉信用組合 981 63 197 103 20.06% 131
栃木県 那須信用組合 969 64 458 72 47.24% 92
北海道 ウリ信用組合 969 65 729 51 75.24% 16
栃木県 真岡信用組合 966 66 514 65 53.25% 70
秋田県 秋田県信用組合 960 67 613 58 63.89% 42
福島県 相双五城信用組合 915 68 405 79 44.25% 99
大阪府 大阪府医師信用組合 887 69 506 66 57.06% 60
鹿児島県 奄美信用組合 883 70 505 68 57.23% 59
東京都 全東栄信用組合 870 71 516 64 59.29% 56
愛知県 愛知県医師信用組合 867 72 200 101 23.08% 127
東京都 東京証券信用組合 850 73 187 107 22.05% 128
北海道 空知商工信用組合 837 74 604 59 72.08% 24
埼玉県 熊谷商工信用組合 824 75 452 74 54.82% 66
兵庫県 兵庫ひまわり信用組合 819 76 622 57 75.88% 14
兵庫県 兵庫県医療信用組合 814 77 283 92 34.82% 112
兵庫県 神戸市職員信用組合 786 78 91 123 11.57% 140
福岡県 福岡県医師信用組合 778 79 200 102 25.65% 123
北海道 釧路信用組合 768 80 436 75 56.69% 61
東京都 江東信用組合 752 81 398 82 52.94% 71
東京都 東京消防信用組合 724 82 410 78 56.64% 62
佐賀県 佐賀西信用組合 721 83 345 85 47.94% 87
岐阜県 益田信用組合 707 84 326 87 46.15% 95
埼玉県 埼玉県医師信用組合 704 85 137 113 19.46% 133
新潟県 糸魚川信用組合 688 86 260 94 37.77% 110
広島県 備後信用組合 684 87 412 77 60.23% 53
佐賀県 佐賀東信用組合 683 88 323 88 47.22% 93
兵庫県 兵庫県警察信用組合 672 89 319 89 47.45% 91
静岡県 静岡県医師信用組合 659 90 196 104 29.71% 119
宮城県 古川信用組合 650 91 473 71 72.74% 21
東京都 東京都職員信用組合 639 92 428 76 66.97% 34
新潟県 巻信用組合 637 93 221 96 34.70% 114
北海道 十勝信用組合 634 94 455 73 71.74% 25
京都府 京滋信用組合 627 95 401 81 63.99% 41
新潟県 新潟大栄信用組合 567 96 177 110 31.14% 116
山形県 山形第一信用組合 534 97 263 93 49.23% 81
愛知県 愛知県警察信用組合 532 98 333 86 62.64% 47
東京都 東京厚生信用組合 527 99 363 83 68.93% 29
長崎県 長崎県医師信用組合 502 100 57 129 11.30% 141
東京都 東浴信用組合 494 101 403 80 81.50% 6
新潟県 三條信用組合 492 102 204 100 41.45% 104
山形県 山形中央信用組合 485 103 316 90 65.07% 39
東京都 朝日新聞信用組合 479 104 134 114 28.04% 121
神奈川県 神奈川県歯科医師信用組合 473 105 240 95 50.87% 79
神奈川県 相愛信用組合 441 106 178 109 40.29% 106
岐阜県 岐阜県医師信用組合 440 107 38 135 8.69% 143
鹿児島県 鹿児島県医師信用組合 407 108 99 120 24.30% 125
石川県 石川県医師信用組合 401 109 79 125 19.63% 132
長崎県 西海みずき信用組合 399 110 355 84 89.10% 3
富山県 富山県医師信用組合 390 111 69 127 17.65% 135
新潟県 ゆきぐに信用組合 383 112 208 98 54.27% 68
岩手県 岩手県医師信用組合 377 113 113 116 30.04% 117
佐賀県 佐賀県医師信用組合 374 114 54 130 14.48% 137
宮城県 仙北信用組合 365 115 284 91 77.99% 10
高知県 土佐信用組合 360 116 26 139 7.09% 145
東京都 東信用組合 355 117 187 108 52.72% 72
神奈川県 小田原第一信用組合 349 118 168 111 48.16% 84
和歌山県 和歌山県医師信用組合 347 119 70 126 20.24% 130
東京都 文化産業信用組合 330 120 211 97 63.73% 44
愛知県 丸八信用組合 320 121 45 133 14.10% 138
滋賀県 滋賀県民信用組合 296 122 132 115 44.66% 96
北海道 函館商工信用組合 295 123 194 105 65.91% 37
山口県 山口県信用組合 267 124 206 99 77.26% 11
島根県 島根益田信用組合 259 125 165 112 63.59% 45
新潟県 興栄信用組合 255 126 105 118 41.24% 105
熊本県 熊本県医師信用組合 230 127 42 134 18.24% 134
群馬県 群馬県医師信用組合 229 128 54 131 23.42% 126
石川県 金沢中央信用組合 220 129 106 117 48.05% 85
高知県 宿毛商銀信用組合 217 130 96 122 44.33% 98
福井県 福井県医師信用組合 215 131 22 140 10.08% 142
大阪府 大阪貯蓄信用組合 207 132 189 106 91.26% 2
岩手県 杜陵信用組合 189 133 84 124 44.36% 97
三重県 三重県職員信用組合 157 134 47 132 29.89% 118
長崎県 福江信用組合 141 135 97 121 68.74% 30
山形県 山形県医師信用組合 140 136 38 136 27.01% 122
神奈川県 信用組合横浜華銀 128 137 104 119 81.19% 7
大阪府 毎日信用組合 125 138 31 137 25.10% 124
愛知県 愛知県医療信用組合 113 139 15 143 13.13% 139
愛知県 名古屋青果物信用組合 90 140 19 141 20.72% 129
宮崎県 宮崎県南部信用組合 85 141 62 128 72.58% 22
大阪府 中央信用組合 85 142 29 138 34.72% 113
新潟県 新潟鉄道信用組合 63 143 19 142 29.54% 120
福岡県 福岡県庁信用組合 51 144 8 144 16.68% 136
広島県 呉市職員信用組合 43 145 4 145 8.25% 144

自己資本比率のランキング

自己資本比率は高いほど良い指標です。
自己資本比率には規制があり、国内基準行は4%以上、国際基準行(海外に支店等がある)は8%以上無いと銀行営業ができなくなります。

※令和5年3月末現在、信用組合に国際基準行は存在しません。

自己資本比率 高いほど良い ・自己資本比率が高いほど潰れにくい。
・国内業務を行う銀行は4%以上ないと営業不可。
・国際業務を行う銀行は8%以上ないと営業不可。
・8%を切っていたら要注意、10%以上あると安全といえます。

自己資本比率 ベスト20

上位信組の自己資本比率は信金同様、相当高いです。地銀で自己資本比率1位の八十二銀行で16.55%なので、その高さがわかると思います。
地方銀行を圧倒する安全性を確保しています。

2023年3月期
都道府県 金融機関名 自己資本比率(%) 順位
神奈川県 信用組合横浜華銀 43.44% 1
福島県 相双五城信用組合 36.24% 2
福井県 福井県医師信用組合 32.54% 3
滋賀県 滋賀県民信用組合 32.28% 4
新潟県 新潟大栄信用組合 28.91% 5
岐阜県 岐阜県医師信用組合 26.15% 6
東京都 東浴信用組合 25.98% 7
広島県 呉市職員信用組合 25.91% 8
三重県 三重県職員信用組合 24.96% 9
兵庫県 神戸市職員信用組合 24.22% 10
北海道 釧路信用組合 23.69% 11
富山県 富山県医師信用組合 23.07% 12
東京都 東京厚生信用組合 23.02% 13
岩手県 杜陵信用組合 22.56% 14
愛知県 愛知県医師信用組合 22.06% 15
群馬県 群馬県医師信用組合 21.16% 16
宮城県 石巻商工信用組合 21.06% 17
広島県 備後信用組合 20.79% 18
長野県 長野県信用組合 20.21% 19
佐賀県 佐賀西信用組合 20.09% 20

自己資本比率 ワースト20

地方銀行や信用金庫よりもワーストにランクインしている信組の自己資本比率は低くなっています。
信組も銀行・信金と同様に10%程度の自己資本比率を維持しているかは、安全性の一つのポイントかもしれません。
2023年3月期
都道府県 金融機関名 自己資本比率
(%)
順位
岐阜県 イオ信用組合 5.15% 145
愛知県 豊橋商工信用組合 6.14% 144
神奈川県 神奈川県歯科医師信用組合 6.29% 143
宮崎県 宮崎県南部信用組合 6.37% 142
岡山県 朝銀西信用組合 6.57% 141
東京都 ハナ信用組合 6.58% 140
大阪府 ミレ信用組合 6.64% 139
宮城県 古川信用組合 6.90% 138
埼玉県 熊谷商工信用組合 7.00% 137
兵庫県 兵庫ひまわり信用組合 7.07% 136
宮城県 仙北信用組合 7.10% 135
富山県 富山県信用組合 7.20% 134
長崎県 長崎三菱信用組合 7.36% 133
新潟県 三條信用組合 7.40% 132
山形県 山形中央信用組合 7.43% 131
群馬県 あかぎ信用組合 7.46% 130
千葉県 房総信用組合 7.47% 129
東京都 青和信用組合 7.71% 128
山梨県 山梨県民信用組合 7.95% 127
福岡県 福岡県信用組合 7.96% 126

不良債権比率 ベスト20

不良債権比率は相当低いですが、警視庁職員信用組合(貸出金3580億円)を除き、残りの19組合は貸出金100億円未満の小規模組合です。小規模なことに加え、職域系(警察や医師、公務員)の組合のため、不良債権比率が低くなっているのかもしれません。

2023年3月期
都道府県 金融機関名 不良債権比率
(%)
順位
東京都 東京証券信用組合 0.00% 1
兵庫県 兵庫県医療信用組合 0.00% 2
静岡県 静岡県医師信用組合 0.00% 3
広島県 呉市職員信用組合 0.00% 4
岐阜県 岐阜県医師信用組合 0.00% 5
福井県 福井県医師信用組合 0.00% 6
大阪府 大阪貯蓄信用組合 0.06% 7
愛知県 愛知県医療信用組合 0.06% 8
東京都 朝日新聞信用組合 0.09% 9
大阪府 大阪府警察信用組合 0.11% 10
鹿児島県 鹿児島県医師信用組合 0.13% 11
東京都 警視庁職員信用組合 0.13% 12
東京都 東京都職員信用組合 0.13% 13
福井県 福泉信用組合 0.16% 14
愛知県 愛知県警察信用組合 0.17% 15
群馬県 群馬県医師信用組合 0.18% 16
三重県 三重県職員信用組合 0.19% 17
兵庫県 神戸市職員信用組合 0.25% 18
石川県 石川県医師信用組合 0.35% 19
長崎県 長崎県医師信用組合 0.36% 20

不良債権比率 ワースト30

信組も信金同様に上位の不良債権比率は高いです。あのかぼちゃの馬車問題で問題になった地方銀行の不良債権比率1位のスルガ銀行が10.48%、2位の南日本銀行で5.21%なので、その高さがわかると思います。

ただし、信用組合業界全体の平均不良債権比率は3.75%なので、信用金庫の平均4.29%よりも低いです。算出している平均が加重平均ではないことは少なからず影響していると思います。また、組合間の格差が大きいことも要因かもしれません。

 

2023年3月期
都道府県 金融機関名 不良債権比率
(%)
順位
岐阜県 イオ信用組合 21.49% 1
宮城県 石巻商工信用組合 11.59% 2
広島県 備後信用組合 9.68% 3
福岡県 福岡県医師信用組合 9.14% 4
新潟県 新潟大栄信用組合 8.88% 5
東京都 中ノ郷信用組合 8.64% 6
北海道 ウリ信用組合 8.56% 7
新潟県 三條信用組合 8.34% 8
宮城県 仙北信用組合 8.30% 9
福島県 相双五城信用組合 8.24% 10
山口県 山口県信用組合 8.12% 11
東京都 江東信用組合 7.91% 12
宮城県 古川信用組合 7.78% 13
石川県 金沢中央信用組合 7.51% 14
愛知県 名古屋青果物信用組合 7.49% 15
群馬県 ぐんまみらい信用組合 7.45% 16
愛知県 豊橋商工信用組合 7.43% 17
愛知県 愛知県中央信用組合 7.35% 18
千葉県 房総信用組合 7.29% 19
広島県 信用組合広島商銀 7.20% 20

 

信用組合145組合の平均値

これまでの数値を平均すると以下の通りです。
信用組合は小さな銀行のイメージですが、最近は合併等で数が減少しています。
5000億円超の大型信組は11組合有ります。地銀のようにかなり広域な営業エリアを持つ信用組合も一部あります。ただ、大部分は信金よりもさらに地域や職域に密着して活動している金融機関であるといえます。

規模は小さいながらも自己資本比率は地方銀行よりも厚く、不良債権比率が高くても安定した経営をしています。ただし、本ランキングでは収益性を見ていませんが、貸出金が100億円に満たない規模が小さいので、収益性の面では厳しいかもしれません。(100億円を2%で貸しても収益は2億円。銀行としての機能を維持するには相当厳しいと思う…)

信用組合も信用金庫と同じように大型化の道を一層たどっていくのだろうと思います。

145組合平均値(信用組合)
年度 預金
(億円)
貸出金
(億円)
預貸率 不良債権比率
(%)
自己資本比率
(%)
2023年3月期 1,615 930 50.87% 3.75% 13.05%
参考-254金庫平均値(信用金庫)
年度 預金
(億円)
貸出金
(億円)
預貸率 不良債権比率
(%)
自己資本比率
(%)
2022年3月期 6,255 3,103 49.60% 4.23% 13.87%
2023年3月期 6,310 3,143 47.44% 4.29% 14.06%
参考-地方銀行100行平均
年度 預金(億円) 貸出金(億円) 預貸率(%) 不良債権比率

(%)

自己資本比率

(%)

2022年3月期 40,223 29,882 75.82% 2.14% 9.94%
2023年3月期 41,074 31,266 76.12% 2.12% 10.07%

 

まとめ

銀行や信金・信組はやってることに大きな違いはありませんが、数値を見るとやっている中身は違うようです。金融機関は潰れたときに困るので、色々な数値を見て、経営情報について知っておくことが大事です。信金と銀行の違いをまとめた記事もあるので、ぜひご覧になってみてください。

都銀、地銀、信金は何が違うの? 金融機関の種類と存在意義
こんにちは、くろたろうです。第三回の今日は銀行の種類や役割についてまとめてみます。銀行シリーズ第一回:あなたの取引銀行大丈夫? 経済が好調な今だからリスクを考える第二回:銀行の健全性をまとめてみた 金融機関の安全性はどこを見ればいいの?第三...

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました