クアラルンプールに行く前に知っておきたい基礎情報のまとめ~マレーシア弾丸旅行

日常ライフ
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マレーシアに弾丸旅行に行ってきたので、知っておいて良かったこと、知っておけば良かったこと、観光スポットなどを数回の記事でまとめたいと思います。

この記事ではマレーシア・クアラルンプールの基礎情報をまとめたいと思います。

基本情報を知ろう

  • 14世紀末にマラッカ王国が成立していましたが、マラッカは大航海時代の要衝の地であったため、荒波にもまれ、ヨーロッパの列強(ポルトガル、オランダ、イギリス)に支配される期間が多かったそうです。マレーシアは1963年にイギリスから独立して成立しました。第二次世界大戦では日本軍が占領していた時期もありました(1942~1945年)。
  • 面積は日本とほぼ同じ、人口は1/4強の国です。宗教はイスラム教ですが、仏教など色々な宗教が入り乱れています。行くと分かるのですが、モスクや寺院などが街中にあり、共存しています。激しいイスラムではないようです。
  • 言語はマレー語ですが、英語もカタコトならば通じます。
    マレー語も「teksi」→「タクシー」、「sentral」→「中央の」というように、なんとなく分かります。

※以下の数値等は外務省HPより。

面積約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
人口約3,200万人(2017年マレーシア統計局)
首都クアラルンプール
民族マレー系(約69%),中国系(約23%),インド系(約7%)
(注:マレー系には中国系及びインド系を除く他民族を含む)
言語マレー語(国語),中国語,タミール語,英語
宗教イスラム教(連邦の宗教)(61%),仏教(20%),儒教・道教(1.0%)
ヒンドゥー教(6.0%),キリスト教(9.0%),その他
政治立憲君主制(議会制民主主義)
二院制
元首アブドゥラ第16代国王
首相マハティール・ビン・モハマッド(2018年5月就任)
軍事力(1)予算:3,700百万ドル(2017年予算)
(2)兵役:志願制
(3)兵力:正規軍10.9万人(陸軍8万人,海軍1.4万人,空軍1.5万人)
(2017年版ミリタリーバランス)

経済は製造と農林が主です。高成長が期待されるASEAN主要国なだけあって、経済は順調です。意外に失業率が低く、発展途上国にしては治安はよい方だといわれます。実際、私も犯罪被害に遭うことはありませんでした。

主要産業製造業(電気機器),農林業(天然ゴム,パーム油,木材)及び鉱業(錫,原油,LNG)
名目GDP13,534億リンギット(2017年)≒1RM・27円の場合、36兆5418億円
一人当たりGDP11,340ドル(2017年)≒1USD・110円の場合、1,247,400円
経済成長率4.9%(2015年)→4.2%(2016年)→5.9%(2017年)
物価上昇率2.1%(2015年)→2.1%(2016年)→3.7%(2017年)
失業率3.1%(2015年)→3.4%(2016年)→3.4%(2017年)
在留邦人数24,411人(2017年10月現在)

とはいっても貧富の差はあるようです。下の写真はマレーシアの銀座といわれるブキッ・ビンタンの路地です。裏路地でもない普通の通りです。物乞いや浮浪者がいました。ちなみに、右手に見える赤ラインのある緑色のビルは日本のISETANです。

税金(免税)について

マレーシアではGST(物品・サービス税)が廃止され、物に係る消費税はありません。従って、免税手続きもありません。
GSTの代わりにSST(売上税・サービス税)というサービスに係る税金が導入されたようで、飲食店では税金(6%)がとられることがありました。

余談ですが、イスラム国家ゆえ酒税がめちゃくちゃ高いため、お酒が日本よりも高いです。

決済事情について

モールやスーパーなどではクレジットカードが使用できます。国際ブランドではVISAが良く見られました。が、マスターはもちろん、JCBもVISA、マスターほどではないですが使えるところは多かったと思います。

屋台などの個人店は現金決済のみです。また、電車も空港と市街地を行き来する一部の電車を除き、すべて現金です。5リンギット以下の紙幣やコインのみしか使えない券売機もあるので、細かいお金は持つように心がけた方が良いかと思います。

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通貨の種類

マレーシア・リンギット(RM)とマレーシア・セン(SEN)
1RMは100セン。1RM=約26円(2019年6月)。
紙幣は100、50、20、10、5、1リンギット。
硬貨は50、20、10、5セン。

物価

総合的な感覚ですが、日本の1/3~2/3程度です。日本等海外からの輸入品は総じてマレーシアのほうが高かったように思います。それ以外は為替も史上最安値圏なこともあってか大分安く感じました。

  • 電車は1~3RMなので数十円~100円程度。
  • タクシーは時間帯にもよりますがGrabというタクシーアプリを使うと5RM~なので130円程度~。
  • ホテルは世界一安いといわれています。5つ星ホテルでも一泊1万円程度~、クラブラウンジフロアを付けても1万6千円くらいで泊まれます。もし東京で5つ星ホテルのクラブラウンジフロアに泊まったら、一泊4~5万円はします。破格の安さです。
  • 外の食事は屋台だと10RM程度、レストランやカフェだと20RM程度です。水は日本のように出てこないので、食事に加えて飲み物も頼むのが普通です。水1RM~、コーヒーやフレッシュジュースなどは5~10RMくらい。ごはんと同じくらいの値段がします。それでも合計350~700円程度です。チェーン店のメニューはこんな感じです↓。

  • 自販機のジュースはご当地ジュースは1RM~、日本のジュースだと3.5RMと少し高めになります。画像の缶ジュースは自販機で1RMでした。もう一つの画像はマンゴージュースです。路上でおっさんが「マンゴー!マンゴー!マンゴー!^^」と叫んで売っていたものを買ってみたもので、3RM(90円程度)。
  • お酒は高いです。下の写真はクアラルンプール市内にあるファミリーマートのお酒売り場を撮ったものです。350ml缶で10RM以上です。安いもので一本280円くらいなので、日本よりも高い値段です。外で飲むともう少し高い印象です。お酒の高さゆえ、羽田空港の免税店で現地で飲むためのお酒を買ってから行った方が良いと書いてあるブログもありました。(私は梅酒を日本で買って、マレーシアのホテルで飲んでいました。)

  • アイスは現地のものは1RM~、高級アイスは4RM程度です。画像のアイスはショッピングモール内のファミマで買ったソフトクリームですが、2.9RM(90円程度)

 

 

 

 

 

  • ファミマやセブンイレブン、その他にもダイソーやイオン、カルピスなど日本のものや企業も沢山進出しています。総じて日本のモノは日本で買うほうが安いです。ダイソーは5.9リンギットショップ(155円程度)になっていました。日本よりも少し高いですが、日本で売っているものがそのまま買えるので、とても重宝するショップです。

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公共交通機関

バス、電車など非常に充実しています。電車は日本のメトロと同じような感覚で乗ることができます。切符ではなく、トークンといわれる下の画像のコインを券売機で買って乗ります。

クアラルンプール都心部から少し離れたところ(KL都心部から電車で20分程度)には「TBSバスターミナル」という巨大な長距離バスターミナルがあり、マレーシア各地やタイ、シンガポールにも行くことができます(超長時間かかるのでお勧めいたしませんが…)。

なお、公共交通機関に限ったことではないのですが、時間にルーズです。5分、10分程度の誤差で腹を立てないようにしましょう。1時間遅れることもあります。帰国時、空港に向かう時など重要なシーンでは早めの行動をお勧めします。

喫煙・タバコ

タバコを吸う人は気になる現地の喫煙事情。マレーシアは屋内の喫煙が禁止されています。レストランもカフェも屋台でさえも禁煙となっています。また、公共の施設も基本的には禁煙です。従って、電車・バスの中、駅の中、禁煙の張り紙がされている場所では喫煙をしないようにしましょう。このように書くと厳しいように思えるのですが、反対に路上は喫煙者には天国になっていました。

下の画像のように路上にはたくさんのゴミ箱兼灰皿が置いてあります。現地人を見てると、灰皿が無いところや歩きたばこもバンバンやっていました。日本でそんなことをしたら冷めた目で見られること必至ですが、だれ一人として気にもしません。屋内で吸えないのはきついですが、路上で吸う場所を探さなくてよいので、日本よりも快適な喫煙環境と言えるでしょう。

車と歩行者のパワーバランス

日本は歩行者優先ですが、マレーシアはどうでしょうか。
結論、車優先です。また、あちらはバイクも多く、歩道をバイクが走っていたりします。また、赤信号でもバイクはガンガン信号無視して突っ込んでくるので気を付けましょう。基本的に事故を起こさなければ信号無視しても何してもOKという感覚があるようです。

あと、都心部(KLセントラル駅周辺など)の道路は歩道が無いところがあります。日本の感覚でグーグルマップを見てこの道のりで行けば大丈夫!とすたすた歩いて行くと、渡れない、歩く場所無いといった現象が起こるので注意しましょう。

トイレ

トイレは残念ながら期待は出来ません。
洋式とイスラム式トイレがあります。
下の画像はイスラム式トイレ。ホースが付いており、蛇口をひねると水が出てきます。その水で現地人はおしりを洗っているそうです。そのせいか、床がいつもびしょびしょになっています。
紙は有る所と無い所があるので、ポケットティッシュは多めに持っておきましょう。

ちなみに、この画像のトイレは空港のトイレなので、トイレとしてはマレーシア国内最上級の綺麗さと言えます。紙もありました。

時差

現地時間は、日本時間マイナス1時間です。

東京からクアラルンプールまでの飛行時間

直行便で7時間程度です。

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チップ

チップの文化は特にありませんでした。日本と同じ感覚で大丈夫です。

コンセント・電圧

コンセントはBFタイプです。変換プラグはBFを買いましょう。

電圧は220ボルト、周波数は50Hz。日本の電気製品は240ボルトまで使えるものが多く、その場合は変換プラグのみ準備すれば大丈夫ですが、そうでない場合は変圧器も必要です。

コンセントに差す所などに書いてあります。
この製品は電圧100V~240V、周波数は50,60Hzに対応していることが分かります。

気候

年中暑いです。外は熱いのですが、その分屋内がものすごく冷えています。半袖もいいのですが、脱いだり着たりしやすい上着を持っていくことをお勧めします。また、陽射しは日本よりも強い気がしました。太陽の気合いが違う…。

クアラルンプール(2012年)

最高気温最低気温湿度(%)降雨量(㎜)
1月332577232
2月342579364
3月332579263
4月342679225
5月342677313
6月34266923
7月332574164
8月33257492
9月332575141
10月332580459
11月322584684
12月322584455

治安・犯罪

スリ・置き引きなどの軽犯罪はクアラルンプールなどの都市部でも多いそうです。必ず荷物は肌身離さず、目を離さずに持つようにしましょう。リュックも背負っていると電車で後ろからとられるかもしれないので、前に回したり、常に目を配るようにしましょう。

また、観光客をターゲットにした詐欺も多いとか。例えば、偽物のチケットを売りつけて来たりなんかは日常茶飯事のようです。知らない人や観光客を装った人から買うことは控え、正規窓口や券売機で買いましょう。例としては、「予定が変わってこのバスチケットを使わなくなった。お願いだから安くていいから勝ってほしい。」などと声をかけてきて、イイ人心を出して買うと、乗車できなかったという例があるそうです。

また、何の前触れもなく路上等で馴れ馴れしく日本語で話しかけてくる人には気を付けましょう。異国の地で母国語で話しかけるのは警戒心を解くための常とう手段です。ここは日本ではないということを強く認識し、自分の身は自分で守るのだということを忘れないことが必要です。

大使館

在マレーシア日本国大使館

住所: 11, Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia
電話: (60-3) 2177-2600
Fax : (60-3) 2167-2314
http://www.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

在ペナン日本国総領事館

住所: Level 28, Menara BHL, No.51 Jalan Sultan Ahmad Shah,10050 Penang, Malaysia
電話:(60-4)226-3030
Fax :(60-4)226-1030
http://www.penang.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

在コタキナバル領事事務所

住所: No.18, Jaran Aru, 88100 Tanjung Aru, Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
電話:(60-88)254169
Fax :(60-88)236632
http://www.kotakinabalu.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

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