【海外ETF】高利回り!利回り10%超のZMLPとは?

MLPの設備 アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用 マーケット
MLPの設備 アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用
スポンサーリンク

MLPとは?

Master Limited Partnership(マスター・リミテッド・パートナーシップ)の頭を取ってMLPと呼んでいます。

MLPは簡単に言うと「みんなでお金を出し合って原油とか天然資源とかのエネルギー分野に投資しましょう」という商品といえます。

MLPは米国の共同投資事業の形態の1つであるLP(リミテッド・パートナーシップ、日本語に訳すと投資事業有限責任組合)の形態をとっています。共同投資なのでみんなでお金を出し合って出資金額を責任の限度として(有限責任)、その事業の利益配当を受ける事業形態です。

MLPもこの事業形態ですが、以下の条件を満たしている事がMLPの条件です。

  1. 総所得の90%以上を米国歳入法で定められたエネルギー・天然資源関連・不動産などの特定の事業から得ていること。
  2. その出資持分がニューヨーク証券取引所やNASDAQなどの金融商品取引所に上場されていること。

※歳入法・・・米国の国税についての法律

MLPの具体的な投資対象

イメージが付きにくいと思うので、以下の資料が分かりやすかったので紹介します。MLPの投資対象は原油や天然ガスを運ぶパイプラインや貯蔵タンクなどの設備や不動産となります。設備の利用料(賃貸料)をもらうので、不動産投資に似ています。

MLPの仕組み アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用

MLPの仕組み アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用

MLPの具体的投資先 アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用

MLPの具体的投資先 アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用

MLPの設備 アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用

MLPの設備 アセットマネジメントOne株式会社「明日から差がつくMLP」より引用

 

参考資料:「明日から差がつくMLPアセットマネジメントOne株式会社

ZMLPとは?

正式名称は「DirexionザックスMLP高配当インデックスETF」で略してZMLPです。日本の証券会社で買える唯一のMLPのETFです。
これは米国に上場している米国籍ETFで「ザックスMLP指数(Zacks MLP Index)」の実績に概ね対応する投資成果をあげることを目指しています。
これまで説明してきた通り、MLPはまともそうな投資です。原油価格が回復してくれば安定してきそうにも思えます。

10%超の配当利回り

現在価格:15.8871ドル(2018年9月19日終値)
実績配当:年間1.6ドル(四半期ごと0.4ドル)
利回り :10.07%

とても高い利回りです。利回りの推移も下がっては来ていますが、0.40ドルで下げ止まっています。
ETFとしては高めの経費率(0.65%)がかかりますが、それを勘案しても高い利回りです。

 

利回りの推移

2018年
06/19  0.40ドル
03/20  0.40ドル 合計 0.80ドル

2017年
12/19  0.40ドル
09/19  0.40ドル
06/20  0.40ドル
03/21  0.40ドル 合計 1.60ドル

2016年
12/20  0.40ドル
09/20  0.40ドル
06/21  0.40ドル
03/22  0.40ドル 合計 1.60ドル

2015年
12/22  0.40ドル
09/22  0.63ドル
06/23  0.76ドル
03/24  0.76ドル 合計 2.55

2014年
12/23  0.76ドル
09/23  0.76ドル
06/24  0.76ドル
03/25  0.55ドル 合計2.83ドル

 

過去最低水準の価格

現在価格:15.8871ドル(2018年9月19日終値)ですが、ここ1年間の最低価格は13.61ドル、最高価格が17.94ドルです。なかなか買いやすい価格帯になっているなという印象です。

ZMLP・5年・チャート(SBI証券より)

ZMLP・5年・チャート(SBI証券より)

以下のチャートは原油とMLPを比較しています。原油の下落と一緒に価格が下がり、原油が上がるときは一緒に上がらないという値動きをしています。

青:原油 赤:MLP

MLPと原油のチャート比較

MLPと原油のチャート比較(GOOGLEより)

一時期、原油価格の大幅な下落によりシェール関連で資源開発をしていた企業やそこに融資をしていた銀行などが大損失を出しました。最悪期を脱して原油価格は回復してきましたが、当時原油関係に投資をしていた企業や投資家が被った傷は大きく、まだ癒えていないことの裏返しかもしれません。しかし、原油価格がこの調子で安定すれば徐々に連動してくると考えています。ただ、また原油価格が暴落するようなことがあれば破たんする投資先が出てきて、価格はさらに下がるかもしれませんので注意が必要です。(前回大幅に下落した時も事業停止などが相次ぎました)

 

MLPとZMLPの投資先としての評価

原油などの資源・エネルギーを投資対象としており面白みがあるなと思います。今は資源への投資ブームが去って、閑古鳥が鳴いていますが、いつかまたブームが来ると思います。利回りの高さも魅力ではありますが、買いすぎは禁物です。長期的な運用資産で、運用のポートフォリオの一部にMLPを組み入れることは十分検討に値すると思います。

 

MLPに投資ができるZMLP以外の商品

投資信託でMLPに投資しているファンドが15本ありました。日興のファンド以外は1.80%以上の高額な信託報酬のファンドです。15本の中でまともそうなのを3本だけ紹介しておきます。
あまり投資信託が充実していないので、買う場合はNISA口座を開けば海外ETFの買い付けを無料でできるネット証券もあるのでZMLPを買うことをお勧めします。

 

コメント