【銭湯探訪記】天然温泉久松湯（東京都練馬区桜台）

最近の訪問日：2018年11月ごろ
おすすめ度：★★★★★★★★★☆（9/10）
温泉気分を味わえる新世代のエレガント銭湯です。

探訪記録

探訪記録

桜台駅北口の商店街を抜けて、歩いて5分程度のところにある新しい建物が久松湯です。銭湯の周りは住宅や低層マンションが多いです。
平成26年に施設・設備ともに全面刷新されました。全面ガラス張りの入り口は普通の銭湯とは一線を画しています。久松湯に行って最初に感じたことはエレガントであるという事。きれいだしデザインも素晴らしい。とても一般銭湯とは思えない設備です。

久松湯　外観

この自動ドアを入ると下駄箱があります。100円を入れて鍵をするタイプなので100円玉を用意して行きましょう。
フロントで下駄箱のカギを預けて料金を払うとカードキーを渡されます。フロントでタオルレンタルやミニシャンプー等の購入もできます。

久松湯　フロント（東京銭湯マップHPより）

入って右側が男湯、左側が女湯です。男湯は脱衣所のガラス張りの壁から小さな中庭が見えます。そこには大きいカメが一匹、放たれています。女湯にも同じく中庭があり、そこには金魚の池があるとか。
脱衣所のロッカーは少し大きめのサイズで50個以上あります。ロッカーはカードを入れて鍵をする方式です。スポーツジムに行く人はわかると思いますが、ロッカーの扉を開けると扉の裏にカードを差し込むところがあるので、フロントでもらったカードのくぼんでいる方を奥にして差し込むとロッカーのカギをかける事が出来ます。帰りはカードの抜き忘れに注意しましょう。

久松湯　脱衣所（東京銭湯マップHPより）

浴場内にはジェットバス（サイド、ヒップ、フロント）、電気風呂（やや強め）もあります。
洗い場は銭湯では珍しく手で持てるシャワータイプの場所もあります。
浴場内では日没からプロジェクションマッピングによる光の演出がされるようです。夜に行ったことが無いのでまだ見たこと無いのですが、いい感じなのだそうです。

久松湯　浴場内（久松湯HPより）

そして久松湯の売りは「天然温泉」です。リニューアルした時期に、地下1500mもの深度まで温泉掘削を行いました。出てきた温泉が以下のものです。

天然温泉の泉質

久松湯　温泉の効能など（久松湯HPより）

色は茶色の温泉です。例えるならば「コーヒー牛乳」とか「泥」とかの濃い茶色です。しょっぱいです。
温度は41~42度で、とても長風呂しやすいです。のぼせそうになったら石垣に座って休みます。結構休んでいる人が多いです。
ただ、温泉成分が強いらしく、長風呂はダメという旨の張り紙がされていました。
何回も久松湯にはお邪魔しているのですが、天然温泉は入るとぽかぽかとあったかく、なんか元気になったような気がします。プチ温泉旅行気分になれます。

久松湯　天然温泉（久松湯HPより）

フロントには定番の牛乳やコーヒー牛乳もあります。マッサージチェアもあります。
本格マッサージも受けられるようになっています（ボディケア30分2900円）。

近所にこんな銭湯があったらいいなぁと素直に思います。もし周りに銭湯を誤解している人がいたら、久松湯に連れて行けばガラっと印象が変わると思います。「天然温泉　久松湯」を一般の人にたくさん利用してもらって銭湯を好きになるきっかけになったらいいなと思いました。

帰りは桜台駅から。桜台に向かう道のりには古い商店跡の残る建物がちらほら。昔は桜台駅に向かう通りにも商店街が栄えていたのかなと思いました。桜台駅の周りには個人商店や食べれるところが複数残っています。帰り道の途中にはバーもありました。帰りにちょっと一杯やったり、趣向を変えておしゃれにバーでカクテルを飲んだりしても良いですね。

※ちなみに新桜台駅を使う場合、駅までの道のりにはお店は殆どありません（住宅街）。